幼児リトミック

リトミックはスイスの作曲家・音楽教育家であるエミール・ジャック・ダルクローズ開発した音楽教育理論です。

音の高低や、調性、拍、音のタイム・スペース・エネルギーといった概念…。

リトミックでは身体の動きを通じて音楽の様々な要素や概念を身につけていきます。

 

リズムや音に含まれるエネルギーを理解することで、

その曲のニュアンスを感じ取り理解し、表現することができるようになります。

 

ダルクローズのリトミック音楽教育を受けている7才頃~のこどもたちに、

より表現力を増すことを目的に行われていたと言われています。

 

このリトミックに、発育の段階に合わせた敏感期にふさわしい刺激を与えることで、

乳幼児の自発性を伸ばすというマリア・モンテッソーリ(イタリアの医学博士、幼児教育者)の

教育理論を組み込んだ幼児リトミックを行なっています。

 

音楽の基礎教育を行うとともに、情操教育を取り入れた内容です。

 

1才、2才、3才と徐々に内容をステップアップ。

カリキュラムの一例として、ピアノの演奏に合わせて歩いて、

音が止まったら歩みを止めたり、早くなったら走ったりといった即時反応を行うことで、

音への敏感性を刺激し集中力を養います。

音楽に合わせてお片づけをしたり、ご挨拶をしたりと協調性や社会性を養う要素を組み込んでいるほか

季節に合わせた内容をテーマにしたり、リズムの基礎(2分音符・4分音符・8分音符など)を学んだり

感情や情緒を育みながらもしっかりと音楽教育が連動しています。